水曜日, 7月 23, 2008

平和映画祭

PEACE BEDのJPG

この連休中は東京平和映画祭への参加でずっと暑い東京に泊まっていました。今回来られた参加者の年齢層が、当初にくらべると格段に若くなっていることで、5回目になるこの映画祭が確実に世間に浸透していっているなという感触を得ました。どうしたら平和という問題を若い人たちに考えてもらえるだろうかというのが当初からの課題でしたから、これは本当にうれしい変化です。今回未公開の「PEACE BEDアメリカVSジョン・レノン」が上映されることをもっと広く宣伝していたら、たぶん大勢のジョン・レノンファンが押し寄せたことでしょう。ところで、この映画を観て、オノ・ヨーコの存在がジョン・レノンの社会政治的意識変革にどんなに貢献していたのかがよく分かりました。もちろん彼らのメインテーマである非暴力という概念は、ガンジーなどの思想に影響されているでしょうが、その奥に日本人独特の平和思想や平和の文化がなんとなく感じられるのは私だけでしょうか。"Imagine"はオノ・ヨーコの詩がヒントとなってできた歌だとききます。ベトナム反戦デモで何十万の人びとが"Give Peace A Chance"を歌うシーンは圧巻です。それは公民権運動でキング牧師が歌った"We Shall Overcome"を思い起こすものでした。

これを書いていたら、アメリカ、デンバーのコロラドでKGNUというFMラジオ局のDJをやっている宮前ゆかりさんから今朝ニューフロンティアーズの曲を番組で掛けましたというメールをいただきました。彼女はTUP(平和をめざす翻訳家連合)でも活躍している方です。以下のリンクで1:15あたりで聴けます。
http://kgnu.org/cgi-bin/play.m3u?show=SleeplessNights&date=2008-07-22

東京平和映画祭と重なるように南房総館山で開催されていたのが、安房平和映画祭です。こちらも素晴らしい内容のプログラムでした。この感想はのちほど。

今日は朝早くから、家の道路舗装、壁板の柿しぶ塗り、麦の脱穀と暑い中での作業で少々つかれました。麦は、穂がたくさん揃っていたので、豊作だと喜んでいたのですが、いざ脱穀してみると期待に反して、収穫量が少なくちょっとがっかり。

この麦(アオバ)はパンつくりのためのものです。でもこのあいだ、オーストラリアに行った際買ってきた無農薬全粒小麦粉でパンをつくったらその美味しいこと!ふくらみも万全です。アオバ小麦は国産小麦のなかでももっともパン用向きのグルテン分が一番多い小麦ですが、とてもかないません。やはり、日本の風土では、あのパリッとしたパンの感触と味の小麦は難しいようです。どうしてもしっとりした感じで、やはりうどん向きなのですね。

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