木曜日, 4月 27, 2006

4月27日

このところ天候が気まぐれで農作業の予測がつかず苦労しています。2〜3日天気がつづかないと畑の土が乾かないので耕せません。そろそろ野菜の種まきの準備をしなければいけないのですが。昨日やっと苗床に籾蒔きをしました。籾は水が冷たいのか芽だしがいまいちです。ところが苗床を保温するビニールシートが途中で足らなくなりそうになったので、あわてて近くのコメリというホームセンターに行ったら無いのです。そこで、町まで出かけて農協ともうひとつのホームセンターに行ってら、もう扱っていないと言われてしまい、困りました。ホームセンター(カインズという)の若い店員は、苗床用シートを説明してもなかなか理解してくれませんでした。しかたなく、田んぼに戻って残り少ないシートでなんとかうまく苗床を被せることができました。それにしても、苗床シートが手に入らなくなったとは、ショックです。でも、それもそうですね。今時苗代を見かけることなど皆無ですから。となりのおじさんももう3年前にやめてしまいました。田植えはどこでも機械植えが当たり前になってしまいました。苗をわざわざ育てる農家も少なくなり、農協から購入する人がほとんどです。日本人が食べ物の中でもっともこだわる米をつくる行為が、どんどん管理化され人手を離れていきます。田植機に使う苗は、ほんとうにかぼそく、よくこんなひょろひょろで育つなあと思うくらいです。それにくらべると苗床で育てる稲の苗は頑丈で、見ただけで大丈夫という感じです。そういえば苗床シートを買ったのはもう5年くらい前かもしれません。さて、来年のために今のうちからシートを手配しておかなくては。でも、苗代作りという神聖な作業(それにとても楽しいのに)をこんなに簡単に捨ててしまっていいのでしょうか。

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